遥か昔から日本人の暮らしと共に存在し、人々の心の拠り所として親しまれてきた寺や神社。信仰や祈願の場所としてだけではなく、初詣やお祭りといった年中行事やイベントが行われる場所として、さまざまな人が参拝にやってきます。また現在では日本文化を伝える観光名所としても多くの人が訪れ、中には海外にまでその名が知れ渡っている場所も。
そんな日本文化の象徴ともいえる寺や神社ですが、その違いは何なのでしょうか?寺や神社に何度も訪れて知っている気がしても、違いをいざ説明してと言われたら意外と困ってしまうもの。
今回は、いまさら人には聞けないお寺と神社の具体的な違いについて解説していきます。
神社と寺の定義
何となく知っているようで、うまく説明するのは意外と難しい寺と神社の違い。そもそも寺と神社とはどのように定義されているのでしょうか。ここでは寺と神社の定義や具体的な違いを比較して見てみましょう。
仏教と神道
寺と神社は宗教施設ではありますが、最も大きな違いは信仰する宗教。寺は「仏教」の宗教施設で、神社は「神道」の宗教施設です。